あめちゃんの読書日記

目標は年間100冊読書して本の感想を詳しく語ること

元・駐韓国特命全権大使武藤正敏さんの「文在寅という厄災」を読んだ。

文在寅という災厄

読みました。

有川浩さんシリーズは少しお休みすることにして、今更ながら時事問題を理解しなければということで、そのためには書籍だ!と思いこちらの本を読みました。


作者の武藤さんは、駐韓大使を務めた方で、自分の目で韓国を見てきた方、また外交的視点で日韓関係を冷静に分析できる方だと思います。


こちらの本の方向性は、とにかく文大頭領がヤバイということにつきます。

武藤さんは、文政権が成立したときにも本を出版されていて、そちらは読んでいないのですが、文政権のヤバさを予言されていて、その検証がてらこの本を書いたけれど予想を上回るヤバさだった…ということでした。


経済政策でつまづいても、マスコミをあからさまに操作し、政治の制度を自分に有利なように手を加え失脚しないよう仕組作りをしてじわりじわりと民主主義から遠退いていく、しかし文政権を選んだのは国民である、という内容が初心者には若干分かりづらさはあるものの、説得力ある内容で書かれておりました。


読んでいて、自分の無知を恥じたポイントがあるのですが、過去の大頭領の名前が、朴槿恵さん以外読めなかったということです。(もちろんふり仮名などない。)

よっぽどボーッと過ごしてきたのだなぁと思いました。もう少し興味を持たないとダメですね。

 

今回本を読んだ目的としては、日本側が韓国に主張している内容の根拠を確認したかったということがありますが、ふむふむなるほど、そうだったのか!と思いました。学生時代の歴史の授業で習ったはずなのに、全然印象的ではありませんでした。

歴史って、未来を良くするために過去の経験を学ぶものであるとは高校の先生がおっしゃっていたことですが、そういった意味から考えると、近現代史は受験対策だけでなく、未来につなげるという視点から丁寧に学ぶのが良さそうだなと思いました。